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- 高橋 和久
- 千葉大学大学院医学研究院整形外科学
書誌事項
- タイトル別名
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- Basic studies for discogenic low back pain
- 椎間板性腰痛に関する基礎研究
- ツイカンバンセイ ヨウツウ ニ カンスル キソ ケンキュウ
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説明
本稿では,椎間板性腰痛に関する基礎研究について概説する.腰椎椎間板には以下の特徴がある.椎間板は,傍脊椎交感神経により非髄節性に,また洞脊椎神経により分節性に神経支配されている.腰椎椎間板は二分軸索神経に支配されている可能性がある.髄核が線維輪外側に接すると,線維輪表面の神経に損傷を生じ,椎間板内への神経ingrowthを生じる可能性がある.NGF依存性の神経がラットの椎間板では優位であり,髄核が神経伸張を促進する可能性がある.腰椎固定術は変性椎間板内への神経のingrowthを抑制し,CGRP免疫反応性ニューロンの割合を減少させる可能性がある.椎間板性腰痛には内臓痛的な性質がある.
収録刊行物
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- 日本腰痛学会雑誌
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日本腰痛学会雑誌 14 (1), 45-49, 2008
日本腰痛学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204440052608
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- NII論文ID
- 130000137342
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- NII書誌ID
- AA11488721
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- ISSN
- 18821863
- 13459074
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- NDL書誌ID
- 9714855
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可