腰痛の基礎研究  椎間板性腰痛に関する基礎研究

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タイトル別名
  • Basic studies for discogenic low back pain
  • 椎間板性腰痛に関する基礎研究
  • ツイカンバンセイ ヨウツウ ニ カンスル キソ ケンキュウ

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説明

本稿では,椎間板性腰痛に関する基礎研究について概説する.腰椎椎間板には以下の特徴がある.椎間板は,傍脊椎交感神経により非髄節性に,また洞脊椎神経により分節性に神経支配されている.腰椎椎間板は二分軸索神経に支配されている可能性がある.髄核が線維輪外側に接すると,線維輪表面の神経に損傷を生じ,椎間板内への神経ingrowthを生じる可能性がある.NGF依存性の神経がラットの椎間板では優位であり,髄核が神経伸張を促進する可能性がある.腰椎固定術は変性椎間板内への神経のingrowthを抑制し,CGRP免疫反応性ニューロンの割合を減少させる可能性がある.椎間板性腰痛には内臓痛的な性質がある.

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