学童期の二分脊椎症児の母親の養育態度と健康管理への関わりについて

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  • ガクドウキ ノ ニブン セキツイショウジ ノ ハハオヤ ノ ヨウイク タイド ト ケンコウ カンリ エ ノ カカワリ ニ ツイテ

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抄録

学童期二分脊椎症児の母親の養育態度と健康管理への関わりの特徴、養育態度と健康管理への関わりとの関連性を明らかにすることを目的として調査を行った。外来通院中又は患者会に参加している学童期の二分脊椎症児の母親53名に質問紙調査を行った。その結果以下のことが明らかになった。1)患児の母親の養育態度「受容的・子ども中心的関わり」及び「統制的関わり」の下位尺度得点は学齢にともない減少する傾向が認められた。2)きょうだいがいる場合、母親の「責任回避的関わり」の下位尺度得点はきょうだいがいない場合より高かった。3)導尿は小学校低学年でも45.0%の母親が患児にまかせていた。しかし洗腸/洗腸、皮膚ケアは中学生になっても患児にまかせる母親がほとんどいなかった。4)小学校低学年で、責任回避的関わりが低得点群の母親は、排便汚染時の始末について家族が大体やると回答する割合が有意に高かった。

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