超越性と女性像について
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- 石川 敬子
- カウンセリングオフィス神戸同人社
書誌事項
- タイトル別名
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- On Transcendence and the Feminine Figure in Dreams
- 自己臭症を主訴とする思春期男性ケースより
- A Case of an Adolescent Male with Autodysomophobia
抄録
思春期は,これまでいた世界から新しい世界にひらかれてゆく過程である。この境界領域での体験は,彼らにとって重要な意味を持ち,彼らは自分の中の異界に気づくようになる。自己臭症を主訴とする本クライエントは,面接過程や夢の中で様々な試みをしている。それは,境界領域といかに関わり,そこを「超越」していくかというものである。クライエントの夢の中では,「超越」の仕事に女性像や両性具有像が関わるようになってきている。これらの存在は,「におい」に象徴される異界を分離しようとしていたクライエントの自我に対して,分割に反対し全体性を回復しようとする,たましいからの働きかけであると考えた。この働きにより,クライエントはそれまでの自分を超越し,次の世界に渡ることができている。
収録刊行物
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- 箱庭療法学研究
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箱庭療法学研究 27 (2), 15-25, 2014
日本箱庭療法学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204472275072
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- NII論文ID
- 130004851849
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- ISSN
- 2186117X
- 09163662
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可