書誌事項
- タイトル別名
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- Mobility of Drugs in Lipid Membranes by NMR
- NMR ニ ヨル シシツ マク チュウ ノ ヤクブツ ノ ウンドウ ノ カイセキ
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説明
生体膜を構成する分子や膜のなかの薬物の「運動性」は, 薬物の膜輸送機構を明らかにするための重要な知見となる。膜は生理的条件下で常に揺らいでおり, 膜のなかの薬物の運動を多かれ少なかれ支配している。筆者らは, 高分解能溶液NMRとパルス磁場勾配 (PFG) 法を組み合わせて, 膜中の薬物や脂質分子の運動を沈in situ吻で観測し, 定量化する方法を独自に開発した。生体膜モデルとして卵黄レシチンの一枚膜ベシクル (large unilamellar vesicle, LUV;直径100nm) を用いて, 膜のなかの薬物の拡散運動や膜への結合と解離のキネティクス, 膜への結合量を明らかにした。また, 通常の一次元NMR測定とPFGNMR測定を使い分けることにより, さまざまな速さの結合・解離運動の測定が可能となることを見出した。なお, ここではモデル薬物として5-フルオロウラシルとフッ素化ビスフェノールAを用いた。
収録刊行物
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- Oleoscience
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Oleoscience 11 (6), 213-220, 2011
公益社団法人 日本油化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204483614848
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- NII論文ID
- 130004853390
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- NII書誌ID
- AA11503417
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC3MXoslagsbo%3D
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- ISSN
- 21873461
- 13458949
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- NDL書誌ID
- 11129059
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可