ショットガンシーケンス
説明
腸内細菌メタゲノム解析では,細菌の全ゲノム情報を解析し,どのような菌がどれくらい存在するかという情報以外に,どのような遺伝子をどれくらい持つかなども知ることができる.糞便などから抽出した全ゲノムDNAを,制限酵素などで物理的に切断し,切断された短いDNA鎖を,次世代シーケンサーを用いて無作為に配列の決定をする.そのDNA断片の配列の重なり部分をコンピュータ上でつなぎ合わせることで,連続した全ゲノムの遺伝子配列を決定するという方法である.ヒトゲノム計画でも,この方法を用いて解析された.コンピュータの計算処理能力の進歩とデータ処理方法の開発により,遺伝子配列が比較的容易に決定できるようになった.
収録刊行物
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- ファルマシア
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ファルマシア 53 (11), 1101_2-1101_2, 2017
公益社団法人 日本薬学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204502148736
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- NII論文ID
- 130006191782
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- ISSN
- 21897026
- 00148601
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可