温度周期操作を利用した反応制御技術の実験的検討

  • 外輪 健一郎
    徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部
  • 白石 宣政
    徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部
  • 杉山 茂
    徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部

書誌事項

タイトル別名
  • Experimental Investigation on the Effect of Forced Temperature Cycling Operation on a Chemical Reaction
  • オンド シュウキ ソウサ オ リヨウシタ ハンノウ セイギョ ギジュツ ノ ジッケンテキ ケントウ

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説明

反応装置の温度を周期的に変化させると反応率,収率,選択率などの時間平均値が,定常状態での値を上回る可能性が数値計算による検討結果によって明らかにされている.しかし,温度周期操作が反応に及ぼす影響についての実験的な検討はほとんど行われていない.これは,温度周期操作には大量のエネルギーが必要とされるため実施がきわめて困難であるためである.本研究では従来とは異なる形式の反応装置を提案し,これを利用した温度周期操作について検討を行った.本研究で開発した反応装置は,ヒーターを反応流路の内部に設置している点で一般的な反応装置と異なる.開発した反応装置では約9 Wの電力で動作することが示された.プロピレンの酸化反応を例に取った反応実験を行ったところ,温度周期操作によって選択率を制御できる可能性が示された.

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参考文献 (15)*注記

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