強磁性棒状粒子からなる非希釈コロイド分散系の単純せん断流中における配向分布に関する研究―せん断流の回転角速度ベクトルと外部磁場の方向が同一である場合の平均場近似を用いた理論解析―
書誌事項
- タイトル別名
-
- Orientational Distributions of a Nondilute Colloidal Dispersion Composed of Ferromagnetic Spherocylinder Particles Subjected to a Simple Shear Flow: Analysis by Means of Mean-Field Approximation for the Magnetic Field Direction Parallel to the Angular Velocity Vector of the Shear Flow
- キョウジセイ ボウジョウ リュウシ カラ ナル ヒキシャク コロイド ブンサンケイ ノ タンジュン センダンリュウ チュウ ニ オケル ハイコウ ブンプ ニ カンスル ケンキュウ センダンリュウ ノ カイテン カクソクド ベクトル ト ガイブ ジバ ノ ホウコウ ガ ドウイツ デ アル バアイ ノ ヘイキンバ キンジ オ モチイタ リロン カイセキ
- Analysis by Means of Mean-Field Approximation for the Magnetic Field Direction Parallel to the Angular Velocity Vector of the Shear Flow
- せん断流の回転角速度ベクトルと外部磁場の方向が同一である場合の平均場近似を用いた理論解析
この論文をさがす
抄録
単純せん断流中における強磁性棒状粒子からなる非希釈コロイド分散系の粒子の配向分布をせん断流の回転角速度ベクトルと外部磁場の方向が同一である場合について解析した．本研究では，対象とする系が非希釈であることに起因するコロイド粒子間の相互作用の影響を考慮するために，前報で構築した平均場近似を用いた解析法を応用した．結論を要約すると，以下のとおりである．コロイド粒子の配向は，粒子間相互作用の影響によって，回転ブラウン運動による一様性が抑えられ，指向性がもたらされる．せん断流の回転角速度ベクトルと外部磁場の方向が同一である場合には，コロイド粒子間相互作用の影響が大きく現れるとされる非希釈な系であったとしても，せん断流および外部磁場の大きさが，配向分布に影響を及ぼす支配的要因となる．さらに，せん断流の影響は，磁場の影響が大きくなるにつれて抑えられるようになり，粒子は磁場方向へ配向する．
収録刊行物
-
- 化学工学論文集
-
化学工学論文集 31 (4), 231-236, 2005
公益社団法人 化学工学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204509135616
-
- NII論文ID
- 130000018621
- 30014972264
-
- NII書誌ID
- AN00037234
-
- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD2MXmvFyms7o%3D
-
- ISSN
- 13499203
- 0386216X
-
- NDL書誌ID
- 7430860
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可