垂直磁気記録方式における熱減磁を考慮した記録過程の解析

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タイトル別名
  • Analysis of write process considering thermal fluctuation in perpendicular magnetic recording
  • スイチョク ジキ キロク ホウシキ ニ オケル ネツ ゲンジ オ コウリョ シタ キロク カテイ ノ カイセキ

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抄録

従来の、セルフコンシステント磁化計算により磁化転移パラメータを算出し記録磁化状態を仮定するという手法において、温度や記録周波数などを考慮していないことに起因する誤差を調べるために、これらを考慮した記録過程の解析を試みた。本解析では、磁化反転のエネルギー障壁が熱エネルギーより高い場合と低い場合に対して個別の周波数因子を定義し、Langevin法による磁化曲線の保磁力の磁界掃引周波数依存性を近似した。単磁極ヘッドと二層膜媒体を組み合わせた場合の磁界プロファイルを用いて記録計算を行った結果、線記録密度の上昇、すなわち、記録周波数の上昇とともに磁化転移パラメータは減少し、高周波領域では、低周波記録における孤立磁化転移の線形重畳に比べて磁化の振幅が大きくなることがわかった。

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参考文献 (16)*注記

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