有相関伝搬路における4×4MIMO偏波多重伝送の特性評価(デジタル放送技術一般)

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タイトル別名
  • Evaluation of a Cross-Polarized 4x4 MIMO Multiplexed in Correlated Channels
  • 有相関伝搬路における4×4MIMO偏波多重伝送の特性評価
  • ユウソウカン デンパンロ ニ オケル 4 × 4MIMO ヘンパ タジュウ デンソウ ノ トクセイ ヒョウカ

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抄録

筆者らは,スーパーハイビジョンの素材伝送の実現を目指し,MIMO (Multiple-InputMultiple-Output)多重伝送を用いた大容量の無線伝送技術の開発を進めている.今回,送信アンテナの小型化や見通し環境におけるMIMO多重伝送の特性改善を目的として,送受信アンテナに垂直および水平偏波を割り当てる4送信・4受信の直交偏波MIMO多重伝送の適用を検討した.そして,計算機シミュレーションの結果から,MLDをベースとしたMIMO信号検出では,相関が0.8以上のMIMO伝搬路において直交偏波の効果が有効になり,相関が0.7以下の環境では直交偏波の利用は逆に伝送特性を劣化させることがわかった.また,偏波多重比(XPR)の最適値の検討も行い,相関0.8ではXPRが4dB,相関0.9ではXPRが6dBで最も優れた伝送特性を示すことを明らかにした.

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