戦前期における軽井沢別荘地と洋風別荘の変容に関する研究

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タイトル別名
  • A study on the analyzing transformation process of western cottage and resort areas at Karuizawa
  • センゼンキ ニ オケル カルイザワ ベッソウチ ト ヨウフウ ベッソウ ノ ヘンヨウ ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

本稿では,わが国最初期の別荘地である軽井沢について,その別荘地としての変容過程を地図をもとに明らかにし,加えて,洋風別荘を積極的に導入した建築会社あめりか屋とヴォーリズ建築事務所の軽井沢進出について報告している。すなわち,軽井沢の別荘地としての変容の過程は,外国人中心の自然発生的な別荘地としての第1期(1886-1915年),日本人の別荘地として企業が開発に乗り出した第2期(1916-1929年),南が丘に別荘地が拡大化した第3期(1930-1945年)に区分できること,また,第2期の別荘地開発にあめりか屋・ヴォーリズ建築事務所が積極的に参入し洋風別荘の普及の契機となったことを明らかにした。

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