越波時における護岸後背地構造物に作用する流体力に関する実験的研究

DOI

抄録

高潮時において護岸天端が通常に比べ相対的に低くなり, また地球温暖化による海面上昇や気象変化の影響を受け波高の大きい波の来襲頻度が増加すれば, 護岸背後地への被害は今後大きくなると予想される. しかし, これまで低天端での越波量の知見や, 越波した水塊の後背地構造物に作用する流体力に関する知見は少ない. そこで, それらに関する知見を得ることを目的として実験を行った. 実験では護岸およびその後背地を作成し, 護岸上の越波流量の測定ならびに, 後背地上にある構造物に対する流体圧の測定を行った. その結果, 護岸背後に作用する流体圧は, 流量によってはρQvの2-3倍の圧力になることがわかった.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204549278336
  • NII論文ID
    130003807548
  • DOI
    10.2208/proce1989.49.656
  • ISSN
    18848222
    09167897
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ