書誌事項
- タイトル別名
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- Development of nucleic acid delivery system using lipid nanoparticles
- シシツ ナノ リュウシ オ モチイタ カクサン イヤク デリバリー
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説明
統計的に日本人の3人に1人以上が罹患するといわれるがんは、我が国の死因別死亡率の第1位を占めており、より有効な抗がん剤の開発が望まれている。筆者らは、低分子医薬、抗体医薬に次ぐ抗がん剤シーズとして、がんにおける異常なシグナル伝達を特異的に遮断し、がん細胞を選択的に細胞死へと導きうる核酸分子、特に低分子2本鎖RNAに着目した。2本鎖RNAの臨床応用にはDDS技術が不可欠であることが広く認識されている。筆者らはリポソームや脂質ナノ粒子を核酸のDDSに応用し、がん選択的な核酸送達および効率的なRNA干渉の誘導を示してきた。本稿では、筆者らが開発したポリカチオンリポソームや抗体修飾脂質ナノ粒子を用いたがんへの核酸送達について、近年の知見を紹介する。
収録刊行物
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- Drug Delivery System
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Drug Delivery System 31 (1), 54-61, 2016
日本DDS学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204641866112
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- NII論文ID
- 130005147216
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- NII書誌ID
- AN10084591
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- ISSN
- 18812732
- 09135006
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- NDL書誌ID
- 027077192
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可