精神薄弱養護学校の施設計画に関する調査研究 : 平面計画の特徴及び類型化の試み

書誌事項

タイトル別名
  • A STUDY ON THE PLANNING OF EDUCATIONAL FACILITIES FOR THE MENTALLY RETARDED
  • セイシン ハクジャク ヨウゴ ガッコウ ノ シセツ ケイカク ニ カンスル チ

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説明

養護学校の義務制に伴い、現在、様々な問題が指摘されているが、その一つに、施設、設備の問題があげられる。しかし、全国的に実態を把握し、その問題点を解明しようとした資料は極めて少ない。本研究では、全国の精神薄弱養護学校を調査対象とし、今後の施設計画上求められるべき方向性を探る第一段階として、施設概要の把握及び室保有、室配置の特徴から平面計画の類型化を試みた。さらに、竣工年、地域、校舎の既設、新設別との関連を分析した。その結果、(1)既設の場合は老朽、狭あい等、建物の基本的部分での貧弱さ及び養護学校としての計画建築でない問題点があること、(2)本校と分校の格差があり、分校の校舎の状態がよくないこと、(3)チェックリストによる充足度段階が10に分かれ県別のバラつきをみたこと、(4)スロープは1974年以降みられ、食堂は1973年以降、行動観察室は1975年以降多くみられるようになったこと等が明らかとなった。

収録刊行物

  • 特殊教育学研究

    特殊教育学研究 19 (2), 19-28, 1981

    一般社団法人 日本特殊教育学会

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