準高冷地におけるイタリアンライグラスの多回刈り適性

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タイトル別名
  • The Varietal Differences under High Frequent Cutting in Italian Ryegrass
  • ジュンコウレイチ ニ オケル イタリアンライグラス ノ タカイガリ テキセイ

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抄録

市販のイタリアンライグラス(Lolium muliforum Lam.)10品種を用い, 準高冷地(標高740m)における多回刈り適性を検討した.多回刈りは標準品種ワセアオバの草丈25cmを目安として刈取りを行い, 少回刈り(慣行法)は標準品種の出穂を目安として刈取りを行った.いずれの品種も少回刈りの総乾物収量は多回刈りの総乾物収量より高く, 特に2倍体品種でその傾向が強かった.多回刈りにおける収量の変動をみると, 2倍体品種は刈取り回次を追うごとに直線的に減少したのに対し, 4倍体品種は減少が緩やかであった.以上より, 準高冷地においては4倍体品種が多回刈りに適していることが示唆された.

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