ウシ好中球の走化能の測定

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  • Chemotactic Response of Bovine Neutrophils Evaluated by Chemotaxis under Agarose
  • ウシ コウチュウキュウ ノ ソウカノウ ノ ソクテイ

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抄録

アガロース法を用いたウシ好中球の走化能を評価するため, 走化因子, アガロースウエル内の好中球数および培養時間について検討し, さらに, 周産期乳牛10頭の分娩前後における走化能および血漿コルチゾール濃度を測定した. ウシ好中球はチモーザン処理血清に対し良好な走化性を示した. ウエル内の好中球数は1×106個, 培養時間は2時間が走化性, 走化指数および走化性-ランダム運動の差の評価のうえで適当と考えられた. 分娩時のウシ好中球の走化能は, 分娩前後3過値のそれと比較して有意に低下しており, この一因として血漿コルチゾール濃度の上昇が関連しているものと考えられた.

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