上葉末梢影に対する経気管支生検法の検討

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タイトル別名
  • Transbronchial Lung Biopsy Toward the Peripheral Lesion of Both Upper Lobes

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抄録

上葉末梢陰影、特に肺尖部や縦隔寄りの陰影に対する気管支鏡を用いた経気管支生検はしばしば目的とする気管支内への鉗子挿入が困難である。この原因は生検鉗子挿入後、気管支鏡先端部の湾曲度が減少する為B^1a, bやB^<1+2>a, b, cへの鉗子挿入が困難となる点にある。各種気管支鏡及びフレキシブル気管支造影用カテーテルを用い、鉗子挿入前後の先端部の湾曲度を測定し、後者では挿入後も160°と高い湾曲度を示し実際の症例にも使用し、生検が可能であった。

収録刊行物

  • 気管支学

    気管支学 4 (1), 47-52, 1982

    特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会

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