意識下およびプロポフォール麻酔中の心係数に及ぼすランジオロール単回投与の影響

  • 田中 克哉
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部麻酔・疼痛治療医学分野
  • 河野 崇
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部麻酔・疼痛治療医学分野
  • 岡田 剛
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部麻酔・疼痛治療医学分野
  • 江口 覚
    徳島大学歯学部麻酔科
  • 大下 修造
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部麻酔・疼痛治療医学分野

書誌事項

タイトル別名
  • The Effects of Landiolol on Cardiac Index before and during Propofol Anesthesia

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説明

 短時間作用型β1受容体遮断薬であるランジオロール単回投与が心係数に及ぼす影響を意識下およびプロポフォール麻酔中で検討した. 手術室入室後, 一般的なモニタとインピーダンス法による心拍出量測定装置を装着した. ランジオロール0.1mg/kgを静脈内に投与し, 5分間の血行動態と心係数を測定した. その後, プロポフォールで麻酔導入し, 気管挿管後, 再度ランジオロールを投与し同様の測定を行った. 意識下では心拍数は85%に低下し, 心係数は90%に減少し, また麻酔中では心拍数, 心係数ともに85%に低下した. これらよりランジオロールによる心係数低下は, 1回拍出量は不変で心拍数低下に依存することが示唆された.

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参考文献 (28)*注記

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