高校野球選手における小胸筋に対するストレッチ方法の違いが小胸筋長および肩甲骨位置に与える影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Two Pectoralis Minor Stretching Methods on Pectoralis Minor Muscle Length and Scapular Position for High School Baseball Players

説明

【目的】2 種類の異なる小胸筋ストレッチ方法の効果の違いを明らかにすることである。【方法】対象は高校野球部員34 名とした。測定項目は小胸筋長,安静時の肩甲骨位置,上肢挙上時の肩甲骨回旋角度とした。ストレッチ方法はdoorway stretch(以下,DW-stretch 法)とretraction30° stretch(以下,R30-stretch 法)とした。【結果】二元配置分散分析の結果,小胸筋長の指標であるRib4-CP および肩甲骨位置の指標であるAD-R において交互作用が認められた。また,2 つのストレッチ法でRib4-CP およびAD-R の変化量に有意差が認められた。【結論】小胸筋を伸張させるとされるDW-stretch 法とR30-stretch 法のうち,DWstretch 法は安静時の小胸筋長や肩甲骨の位置をより変化させる可能性が示唆された。

収録刊行物

  • 理学療法学

    理学療法学 43 (5), 383-389, 2016

    一般社団法人日本理学療法学会連合

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204761020160
  • NII論文ID
    130005431685
  • DOI
    10.15063/rigaku.11146
  • ISSN
    2189602X
    02893770
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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