イラン産ピスタチオナッツのカビ毒生産菌の分布

  • 一戸 正勝
    東京家政大学大学院 家政学研究科 食物栄養学専攻
  • 斉藤 朋子
    東京家政大学大学院 家政学研究科 食物栄養学専攻
  • 岡野 清志
    (財)マイコトキシン検査協会

書誌事項

タイトル別名
  • The occurence of aflatoxin-producing strains in the imported Iranian pistachio nuts.

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説明

イラン産の輸入ピスタチオナッツについてアフラトキシン生産性を有するAspergillus flavusの汚染状況について調査研究を行った.輸入港において,検査対象となった生ピスタチオナッツおよび生産地が特定された生ピスタチオナッツについてアフラトキシン生産菌の分布状況を調査したところ,行政検査でアフラトキシン陽性となった試料ではA. flavusのアフラトキシン生産菌の比率が高く,陰性試料ではA. flavusの検出量が多い場合でも生産菌の比率が低かった.種実の内果皮と仁に分けて菌分離を行ったが,個々の検査粒により異なっており,一定の傾向はみられなかった.イラン国内のピスタチオ生産地域により,アフラトキシン生産菌の分布が異なっていた.

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参考文献 (15)*注記

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