日本語版Valuing Questionnaire(VQ)の信頼性と妥当性の検証

書誌事項

タイトル別名
  • Reliability and Validity of a Japanese Version of the Valuing Questionnaire (VQ)

この論文をさがす

説明

<p>本研究の目的は、Acceptance & Commitment Therapy(ACT)の文脈における「価値」に沿った行動を測定するValuing Questionnaire(VQ)の日本語版を作成し、信頼性および妥当性の検証を行うことであった。大学生262名を対象に確認的因子分析、構成概念妥当性、内的整合性の検討を行い、大学生65名を対象に再検査信頼性および測定誤差の検討を行った。その結果、日本語版VQは10項目2因子構造であり、信頼性と妥当性を有する尺度であることが示された。これまでの価値に沿った行動を測定する尺度と比べ、測定が容易であることから日本語版VQは研究上および臨床上の効果測定に活用できる。今後は、臨床群を対象とした場合でも同様の因子構造が仮定されるかを検討する必要がある。</p>

収録刊行物

  • 行動療法研究

    行動療法研究 43 (1), 83-94, 2017

    一般社団法人 日本認知・行動療法学会

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ