昇進後の中間管理職における心身医学的検討(パネルディスカッションIII/ライフサイクルと現代の諸問題)

書誌事項

タイトル別名
  • A Psychosomatic Study of after Promotion to Middle Administrator(Paneldiscussion III/Life Cycle and Recent Issues)
  • 昇進後の中間管理職における心身医学的検討
  • ショウシン ゴ ノ チュウカン カンリショク ニ オケル シンシン イガクテキ ケントウ

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抄録

現在,会社生活を営むうえでストレスを避けては通れない.入社から退職まで,各世代それぞれにストレスに関する諸問題が存在する.また,中間管理職は上司と部下の間で板ばさみとなり,高いストレス状態にあることが予想される.そこで今回,某企業の中間管理職に対し,昇進後のストレス状態と心理的変化について,アンケートおよび心理テストを用いて検討した.その結果,中間管理職への昇進はストレッサーであることが推察された.しかし,ストレスを自覚するものの,エゴダラム上のfree child(FC)が,昇進後有意に上昇するなど全体としてはストレス対処能力を身につけ,相応のストレス対処ができることが示唆された.

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 42 (5), 301-308, 2002

    一般社団法人 日本心身医学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (16)*注記

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