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- 冨田 裕一郎
- 東京大学医学部附属病院心療内科
書誌事項
- タイトル別名
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- The Role of Psychosomatic Physicians in Palliative Care(How Can Psychosomatic Medicine Contribute to the Improvement of Palliative Care?)
- 緩和ケアにおける心療内科医の役割
- カンワ ケア ニ オケル シンリョウナイカイ ノ ヤクワリ
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説明
がん患者に対して,心理社会的な側面からの緩和ケアを治療の初期段階から行うことの重要性が,最近認識されている.がん患者の症状は多彩であり,身体症状もがんそのものによるもの,薬剤による副作用,精神症状が関与したものなど複合的であり,がん患者のこれら全人的苦痛(total pain)の緩和には,bio-psycho-socio-ethicalな視点からの全人的なチーム医療が重要である.よって,全人的治療を日頃から実践している心療内科医が果たせる役割は大きいと考えられる.本稿では,東京大学医学部附属病院の緩和ケアチームでの心療内科医の活動について紹介し,がん医療における心療内科医の役割について実際の症例を提示しつつ述べたい.
収録刊行物
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- 心身医学
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心身医学 52 (7), 611-616, 2012
一般社団法人 日本心身医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204893727360
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- NII論文ID
- 10031084759
- 110009470826
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- NII書誌ID
- AN00121636
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- ISSN
- 21895996
- 03850307
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- NDL書誌ID
- 023759272
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可