ダニアレルギー患者と免疫マウスのIgEに結合するヤケヒョウヒダニ抗原の差違について
書誌事項
- タイトル別名
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- DIFFERENCE BETWEEN MITE ANTEGENS (DERMATOPHAGOIDES PTERONYSSINUS) BOUND TO IgE OF ALLERGIC PATIENTS AND THOSE BOUND TO IgE OF IMMUNIZED MICE
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説明
ヤケヒョウヒダニ(D.p.)のヒトアレルゲンがマウスIgEを誘導するかどうかを調べた.D.p.の虫体粗抽出物から, Sephacryl S-200によるゲル濾過でダニ患者プール血清と強く反応する分画(Fr.IIB)を採り, 免疫によりマウスIgE抗体を誘導した.ヒトアレルゲン活性をELISAにより, マウスIgE結合活性をPCAにより測定して, Fr.IIB中のヒトとマウスのIgE抗原の異同をSephadex G-75カラム, 等電点電気泳動により検討した.その結果, Fr.IIBのマウスIgE誘導成分はヒトアレルゲンとは電荷的, 血清学的に異なっていた.つまり, D.p.のヒトアレルゲン活性に富む分画の免疫によりマウスにヒトアレルゲンに対するIgEを検出できなかった.
収録刊行物
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- アレルギー
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アレルギー 33 (2), 112-116, 1984
一般社団法人 日本アレルギー学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204974700544
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- NII論文ID
- 110002413580
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- ISSN
- 13477935
- 00214884
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可