書誌事項
- タイトル別名
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- Studies of Platelet Aggregation in Six Cases of EDTA-dependent Pseudothrombocytopenia
- EDTA イゾンセイ ギセイ ケッショウバン ゲンショウショウ 6レイ ニ オ
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説明
偽性血小板減少症6例(16∼70歳,男性2例,女性4例)について抗凝固剤EDTA-2K (1 mg/ml), ヘパリンナトリウム(25 U/ml), 3.8%クエン酸ナトリウム溶液(1:9)を用い,末梢血各血球数をCoulter Model S Plus STKRにて経時的に測定した。その結果EDTAとヘパリンで血小板減少を認め,クエン酸では減少を認めなかった。塗抹標本では血小板凝集塊が存在したが,衛星現象は認められなかった。血球ヒストグラムでは,抗凝固剤に特有な所見は明らかにできなかった。また,テオフィリン(10 mg/ml), プロスタグランディンI2 (1 μM), アスピリン(1.8 mM)を添加して凝集抑制を行ったところ,ヘパリンでは3物質とも抑制効果を示したが,EDTAではアスピリンに抑制効果が認められなかった。EDTA, ヘパリンともに血小板を活性化しており,EDTA凝集はトロンボキサンA2の産生が関与しない過程であることが推測できた。なお,ヘパリンは健常人にも凝集を生じうるため,不適当な抗凝固剤と考える。
収録刊行物
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- 臨床血液
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臨床血液 35 (6), 529-534, 1994
一般社団法人 日本血液学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205026568064
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- NII論文ID
- 130004500082
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- NII書誌ID
- AN00252940
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- COI
- 1:STN:280:ByuA2MbgtVw%3D
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- ISSN
- 18820824
- 04851439
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- NDL書誌ID
- 3885038
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- PubMed
- 8078186
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可