猫ひっかき病における酵素抗体法 (EIA) による<I>Bartonellla henselae</I>抗体測定

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation of Serological Response to <I>Bartonella henselae</I> by Enzyme Immunoassay in Cat Scratch Disease
  • Evaluation of Serological Response to Bartonella henselae by Enzyme Immunoassay in Cat Scratch Disease

抄録

猫ひっかき病 (CSD) 20例のBartonella henselae IgG型抗体及びIgM型抗体を酵素抗体法 (EIA) で測定した. B. henselae IgG型抗体はCSD20例中8例 (40%) が陽性であり, IgM型抗体は20例中5例 (25%) であった. IgG型抗体またはIgM型の一方が陽性を示したのは11例, 両者が陽性を示したのは1例で, 合計するとCSD20例中12例 (60%) がB. henselaeに対する抗体が陽性であった. IgG型抗体陽性例の平均年齢はIgM型抗体陽性例の平均年齢より有意に高かった. IgM型抗体は発症後4週から12週に陰性化した. IgG型抗体は2例が3週から8週後に陰性化し, 2例は一過性に低下し再上昇した. 2例は急性期より高値を示した. CSDにおけるB. henselae抗体は経時的に様々な変動がみられた.

収録刊行物

  • 感染症学雑誌

    感染症学雑誌 74 (7), 563-566, 2000

    一般社団法人 日本感染症学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205048707840
  • NII論文ID
    130004330893
  • DOI
    10.11150/kansenshogakuzasshi1970.74.563
  • ISSN
    1884569X
    03875911
  • PubMed
    10965658
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • PubMed
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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