書誌事項
- タイトル別名
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- USEFULNESS OF EXTENSION OF DISEASE AS A PROGNOSTIC FACTOR IN RELAPSED PROSTATE CANCER PATIENTS OF STAGE D
- サイネン ゼンリツセンガン Stage D ショウレイ ニ オケル ヨゴ インシ ト シテ ノ EOD ブンルイ ノ ユウヨウセイ
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説明
(目的) 前立腺癌の予後予測は, 臨床病期と組織学的分化度によって行われてきた. PSA doubling time (PSA-DT), PSA density などが予後因子として検討されてきたが, 正確に予後を反映する訳ではない. そこで, 再燃前立腺癌患者の中で stage D症例について, PSA値や骨転移病巣の数の指標であるEOD分類等と予後との関連について再検討した.<br>(対象と方法) 対象は, 初期治療として内分泌療法を施行し, 一旦PSAが減少したものが再上昇した前立腺癌 stage Dの29例である. これらについて, (1) 臨床病期 (2) 組織学的分化度 (3) EOD分類の分類別生存曲線を, カプランマイヤー法でプロットし, 予後との関連を検討した. さらに, (4) 初診時PSA値 (5) Nadir PSA値 (6) 再燃時PSA値 (7) PSA-DT (8) PSA値 Nadir までの期間 (9) 再燃までの期間について, Cox の比例ハザードモデルを使用して解析し, 予後との関連を検討した.<br>(結果) 癌疾患特異別生存期間, 再燃後の生存期間のどちらにおいても, EOD分類のみが有意差のある予後因子であった.<br>(結論) EOD分類は予後因子, 特に再燃後の因子として重要であると考えられた. PSA関連パラメータは, PSAの絶対値が必ずしも腫瘍体積と相関しないため, 単独では予後判定因子とはならないと思われた.
収録刊行物
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- 日本泌尿器科学会雑誌
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日本泌尿器科学会雑誌 96 (3), 442-447, 2005
一般社団法人 日本泌尿器科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205058821632
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- NII論文ID
- 110003074855
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- NII書誌ID
- AN00196577
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- ISSN
- 18847110
- 00215287
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- NDL書誌ID
- 7293563
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- PubMed
- 15828261
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可