ウメ(Prunus mume Sieb. et Zucc.)の試験管内クローン増殖

  • 米光 裕
    和歌山工業高等専門学校物質工学科
  • 西 一馬
    和歌山工業高等専門学校物質工学科
  • 目 佐妃
    和歌山工業高等専門学校物質工学科
  • Ly Tong
    和歌山工業高等専門学校物質工学科
  • 松村 康裕
    和歌山工業高等専門学校専攻科エコシステム工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • In Vitro Propagation of Mature Japanese Apricot (Prunus mume Sieb. et Zucc.)
  • 繁殖・育苗 ウメ(Prunus mume Sieb. et Zucc.)の試験管内クローン増殖
  • ハンショク イクビョウ ウメ Prunus mume Sieb et Zucc ノ シケンカン ナイ クローン ゾウショク

この論文をさがす

説明

果実用ウメ品種の成木から直接初代培養を行うため,外植片として新しょう頂芽,徒長枝頂芽および冬芽(葉芽)を検討した.さらに培養シュートの増殖,発根および馴化についての条件を検討した.<br> 1.成木からの初代培養には冬芽が適しており,そのシュート形成率は50~100%であった.また冬芽の抗酸化剤処理はシュート形成率を高めた.<br> 2.培養シュートの増殖には,基本培地としてWP培地が適当であった.<br> 3.培養シュートの発根には0.54 μM NAAの添加が良好で,NAAが1.61 μM以上ではシュートの基部がカルス化した.<br> 4.発根シュートは,肥料液を含む滅菌バーミキュライトで根と茎を生長させた後,培養土に移すことにより効率よく馴化できた.<br>

収録刊行物

  • 園芸学研究

    園芸学研究 2 (2), 77-82, 2003

    一般社団法人 園芸学会

参考文献 (27)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ