書誌事項
- タイトル別名
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- Significance of postoperative chemoradiotherapy for advanced hypopharyngeal cancer
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抄録
下咽頭進行癌の基本的治療戦略として広範切除と再発リスクに応じた術後治療を採用した最近5年間の治療例39例(現治療群)の治療成績を調べ,それ以前に広範切除と一律的な術後照射を基本的に行った治療例25例(前治療群)と比較して術後治療の意義を検討した。両群とも,すべて扁平上皮癌で病期や原発部位に大きな違いはなく,術後治療不能例や喉頭保存治療例を同程度の割合で含んでいた。疾患特異的3年生存率は,現治療群で77%,前治療群では55%であった。現治療群では原発巣死が1例,頸部リンパ節転移死が2例と良好に局所が制御され,前治療群に比べて頸部リンパ節転移死が減少した。コンピュータシミュレーションによる的確な術後照射と高再発リスク例に対する追加照射・抗癌剤併用で局所制御が改善し予後の向上が期待できることが示唆された。
収録刊行物
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- 頭頸部癌
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頭頸部癌 33 (1), 26-29, 2007
日本頭頸部癌学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205223417600
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- NII論文ID
- 10019477614
- 130004509942
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- NII書誌ID
- AA11985555
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- ISSN
- 18818382
- 13495747
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可