サービス・ラーニングにおける学生の経験と学習成果に関する研究 : 立命館大学「地域活性化ボランティア」を事例として(<特集>大学教育の改善・FD)

  • 木村 充
    東京大学大学院学際情報学府
  • 河井 亨
    京都大学大学院教育学研究科:日本学術振興会

書誌事項

タイトル別名
  • The Study on Relationship between Students' Experience and Learning Outcomes in Service-Learning : The Case of "Community Service Learning" at the Ritsumeikan University(<Special Issue>Improvement of Higher Education and Faculty Development)
  • サービス・ラーニングにおける学生の経験と学習成果に関する研究 : 立命館大学「地域活性化ボランティア」を事例として
  • サービス ・ ラーニング ニ オケル ガクセイ ノ ケイケン ト ガクシュウ セイカ ニ カンスル ケンキュウ : リツメイカン ダイガク 「 チイキ カッセイカ ボランティア 」 オ ジレイ ト シテ

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抄録

本研究では,サービス・ラーニングにおける学生の経験と学習成果を把握し,経験と学習成果の関連を明らかにすることを目的に,立命館大学が開講する「地域活性化ボランティア」の受講生61名に対して質問紙調査を行った.本研究の主な結果は以下の通りである.1)経験として「積極的関与」,「問題解決活動」,「記録・報告」,「他の学生との関わり」,「教員やコーディネーターからの支援」,「現場での協働」,「地域への貢献」,「事前準備活動」という因子が得られた.2)学習成果として,「スキル」,「パーソナル」,「シビック」,「アカデミック」,「インクワイアリー」,「キャリア」という因子が得られた.3)学習成果の種類によって効果のある経験の種類は異なっていたが,総じて「教員やコーディネーターからの支援」の効果が高く,教員やコーディネーターによる学習支援が重要であることが示唆された.

収録刊行物

参考文献 (17)*注記

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