気管支喘息患者に対する看護師による吸入指導の効果

  • 中井 晶子
    医療法人康曜会プラーナクリニック看護科
  • 青木 康弘
    医療法人康曜会プラーナクリニック呼吸器内科
  • 松田 智恵
    医療法人康曜会プラーナクリニック看護科
  • 鈴木 雅文
    群馬大学医学部附属病院 呼吸器・アレルギー内科
  • 原 史郎
    医療法人康曜会プラーナクリニック呼吸器内科
  • 須賀 達夫
    医療法人康曜会プラーナクリニック呼吸器内科 群馬大学医学部附属病院 呼吸器・アレルギー内科
  • 前野 敏孝
    群馬大学医学部附属病院 呼吸器・アレルギー内科
  • 倉林 正彦
    群馬大学医学部附属病院 呼吸器・アレルギー内科

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of patients’ education including inhaler technique training by nurses on asthma management
  • キカンシ ゼンソク カンジャ ニ タイスル カンゴシ ニ ヨル キュウニュウ シドウ ノ コウカ

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説明

気管支喘息は,気道炎症,気道過敏性の亢進,可逆性の気道閉塞を特徴とする慢性疾患である.気管支喘息の治療では気道炎症をコントロールすることが最も重要であり,標準治療として吸入ステロイド薬が用いられる.しかし気管支喘息患者の中には,病態理解が不十分なために,吸入ステロイド薬に対する誤った認識を持ち,自己判断で吸入を中止してしまう患者が存在する.当院では看護師が吸入指導を行うことにより,患者の病態に対する理解度,標準治療と治療継続の必要性に対する理解度の改善を認めた.また初回指導後6ヶ月~12ヶ月を経過すると,吸入アドヒアランスには問題なくても,気管支喘息理解度の低下が見られることから,定期的な吸入指導の継続が必要と考えられた.

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