IP電話サービス業に対する収益モデル

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タイトル別名
  • Revenue Management Model for IP-Telephone Service
  • IP デンワ サービスギョウ ニ タイスル シュウエキ モデル

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抄録

深刻化する不況のなか, 企業のネットワーク投資は停滞し, キャリアの設備投資も冷え込んでいる。ベンダーの競争激化によって通信機器・サービスの価格低下が進む一方, IP関連の新規需要はまだ十分に顕在化しておらず, 通信ビジネスの環境はことさら厳しい状況にある。その影響で, 大手企業を含む多くの通信産業は, IPネットワーク上で電話システムを構築できるIP-PBXの販売やIP電話サービスを本格化している。しかしながら, 装置販売およびソリューション分野以外には明確な収益モデルがないため, その収益性は不透明なのが, 現状である。本研究では, 既存のサービス分野で適用されている効果的な収益管理 (Revenue Management) 概念をIP電話サービス分野へ適用し, 多様な料金レベルを提示することによって, 潜在需要の促進, さらに全体の利益を最大化するための最適化ベースの収益管理モデルを提案する。

収録刊行物

  • 生産管理

    生産管理 11 (2), 183-187, 2005

    日本生産管理学会

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