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- 常深 祐一郎
- 東京女子医科大学皮膚科
書誌事項
- タイトル別名
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- Application of Serum TARC Levels in Clinical Practice for Atopic Dermatitis
- アトピーセイ ヒフエン シンリョウ ニ オケル ケッセイ TARCチ ノ カツヨウ
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説明
<p> アトピー性皮膚炎の重症度や病勢の参考となる検査として, 従来末梢血好酸球数や血清LDH値, 血清総IgE値などが使用されてきた。最近導入されたのがケモカインTARC (thymus and activation-regulated chemokine) である。TARCはアトピー性皮膚炎の病態に重要な役割を果たしている。血清TARC値はアトピー性皮膚炎では種々の皮膚疾患と比較して高値を示し, 皮疹の重症度とともに変化し, 病勢を反映する。適切な治療により皮疹が改善すると, それに伴って血清TARC値も低下するが, 比較的すみやかに数値が大きく変化するのでわかりやすく, 従来のマーカーよりもモニタリングに適する。治療効果を患者に明確な数字の形でフィードバックすることもできて, さらなる治療意欲向上につなげることもできる。保険適用もあり, 毎月の測定が可能である。新しい測定方法の開発で短時間に結果が得られるようになり, 診察前検査も可能となった。</p>
収録刊行物
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- 日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会雑誌
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日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会雑誌 11 (3), 220-226, 2017
一般社団法人 日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205287273856
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- NII論文ID
- 130006026531
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- NII書誌ID
- AA12292226
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- ISSN
- 21897085
- 18820123
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- NDL書誌ID
- 028456626
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可