研究戦略の形成とそれに基づいた構成的な研究評価―創造的営みとしての研究プログラム評価にむけて―

書誌事項

タイトル別名
  • Formation of research strategy and synthetic research evaluation based on the strategy
  • ケンキュウ センリャク ノ ケイセイ ト ソレニ モトズイタ コウセイテキ ナ ケンキュウ ヒョウカ ソウゾウテキ イトナミ ト シテ ノ ケンキュウ プログラム ヒョウカ ニ ムケテ
  • - Toward research program evaluation as a creative activity -
  • —創造的営みとしての研究プログラム評価にむけて—

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説明

この論文では研究戦略の形成とそれに基づく構成的な研究評価について考察した。特に研究遂行にあたっては、戦略形成の一環として研究プログラムの目標とそれを達成するためのシナリオの設定が大切であることを強調し、その研究戦略に沿った研究評価を行うことの重要性を指摘した。また研究評価にあたっては、研究の進展(progress)、深さ(depth)、位相(phase)の3側面から評価を行うとともに、それらを研究戦略と対比しつつ演繹・帰納・仮説形成(アブダクション)用語1による推論を組みあわせて構成することの重要性や、最終的に総合的な評価を形成する際にも構成的な評価法が重要なことを述べた。さらに産総研における研究ユニット評価および長崎県における公的研究機関の研究プログラム形成と評価の実情を紹介して、構成的な評価法との対比を試みた。構成的な評価法は、研究の価値を引き出し、次の進化に向けるために必要な創造的営みの一つとして捉えることができる。

収録刊行物

  • Synthesiology

    Synthesiology 4 (1), 11-25, 2011

    国立研究開発法人 産業技術総合研究所

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (1)*注記

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