「好きな教科」と他地域援助の関連分析 -東日本大震災をケーススタディーとして-

書誌事項

タイトル別名
  • THE RELEVANT ANALYSIS OF FAVORITE SUBJECTS AND THE INTER-REGIONAL CIVIC ASSISTANCE -A case study of the Great East Japan Earthquake-

説明

2011年に発生した東日本大震災により,市民レベルでの他地域援助の重要性が認知されるようになった.本研究では,どのような人が他地域援助を行っているのかを,東日本大震災を対象とし,学生時代に学んだ教科の選好という教育面に限定し調査することにより,その特徴を捉え,他地域援助実態と教科ごとの関係性を明らかにした.分析の結果,地理や政治経済を選好する者で被災地の近隣居住者は現地ボランティア活動を行う割合が高く,遠隔居住者も援助性向が高い事が示された.また,好きな教科がない者は他地域援助を行わない傾向にあるなど,各教科の好みによって他地域援助実態に差があることが明らかとなった.また比較的他地域援助を行う傾向にある,社会科教科を選好する者の割合が相対的に少なく,社会科教科への関心を持たせる必要性が示唆された.

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ