横断歩道長と歩行者信号現示を考慮した横断歩行速度のモデル化

  • 張 馨
    名古屋大学大学院 環境学研究科 都市環境学専攻
  • 中村 英樹
    名古屋大学大学院 環境学研究科 都市環境学専攻
  • 井料(浅野) 美帆
    東京大学 生産技術研究所 都市基盤安全工学国際研究センター
  • 陳 鵬
    Beihang University, Dept. of Transportation Science and Engineering

書誌事項

タイトル別名
  • MODELING PEDESTRIAN SPEED AT SIGNALIZED CROSSWALKS CONSIDERING CROSSWALK LENGTH AND PEDESTRIAN SIGNAL TIMING
  • オウダン ホドウチョウ ト ホコウシャ シンゴウ ゲンジ オ コウリョ シタ オウダン ホコウ ソクド ノ モデルカ

この論文をさがす

抄録

信号交差点における横断歩行者の歩行速度特性を知ることは,歩行者の安全性の向上に極めて重要である.そのため,横断歩道の幾何構造および信号現示などによる横断歩行速度の変化を定量的に評価する必要がある.そこで本研究では,様々な横断歩道長や歩行者青時間長の横断歩道における歩行者青(PG)時の横断歩行速度を,横断の前半・後半に分けて分析し,これらを推定するモデルを構築した.その結果,横断歩道長が長くなるほど,また青時間開始から時間が経つほど,横断歩行速度が速くなることがわかった.さらに,これを既存の歩行者青点滅(PF)時間を対象としたモデルと比較し各説明変数の感度分析を行ったところ,青点滅時の方が全体的に横断歩行速度が速く,横断歩道長や横断開始タイミングに対する感度も高い傾向が見られた.

収録刊行物

被引用文献 (4)*注記

もっと見る

参考文献 (2)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ