大衆性低減を導く実践行為についての探索的研究-利他的行動が大衆性抑制に及ぼす影響

  • 伊地知 恭右
    社団法人北海道開発技術センター 地域政策研究所
  • 原 文宏
    社団法人北海道開発技術センター 地域政策研究所
  • 藤井 聡
    京都大学大学院 工学研究科都市社会工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • A EXPLORATORY STUDY ON PRACTICAL BEHAVIOR FOR REDUCTION OF THE VULGARITY OF THE MAS—THE EFFECTS OF EXPERIMENT ALTRUISM BEHAVIOR ON REDUCTION OF THE VULGARITY OF THE MASS
  • タイシュウセイ テイゲン オ ミチビク ジッセン コウイ ニ ツイテ ノ タンサクテキ ケンキュウ : リタテキ コウドウ ガ タイシュウセイ ヨクセイ ニ オヨボス エイキョウ
  • A EXPLORATORY STUDY ON PRACTICAL BEHAVIOR FOR REDUCTION OF THE VULGARITY OF THE MAS^|^mdash;THE EFFECTS OF EXPERIMENT ALTRUISM BEHAVIOR ON REDUCTION OF THE VULGARITY OF THE MASS

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抄録

先行研究においては,土木計画学における合意形成問題や景観問題をはじめ,多くの社会問題に対して否定的な影響を及ぼしている可能性のある個人の大衆性について,その低減を図る態度行動変容施策の一つである「良書の通読」が,一定の効果を有することが実証的に検証された.<br>本研究では,大衆性低減施策を検討するうえでのより実践的な示唆を得るために,良書の通読という個人完結型の行為ではなく,社会的な「実践行為」に着目し,大学生を対象としたアンケート調査を実施した.その結果,利他的行動として捉えられるボランティア活動の経験が,個人の大衆性を低減させる傾向が確認された一方で,大衆性の高い個人においては,むしろより一層大衆性を高めてしまう可能性があることが示された.

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参考文献 (1)*注記

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