RCP・SSPシナリオに基づく全球沿岸域での海面上昇による浸水影響評価

書誌事項

タイトル別名
  • GLOBAL IMPACT ASSESSMENT OF SEA LEVEL RISE BASED ON RCP/SSP SCENARIOS
  • RCP ・ SSP シナリオ ニ モトズク ゼン キュウ エンガンイキ デ ノ カイメン ジョウショウ ニ ヨル シンスイ エイキョウ ヒョウカ

この論文をさがす

抄録

本稿では,最新の気候シナリオ(CMIP5,RCPシナリオ)および社会経済シナリオ(SSPシナリオ)を用いて海面水位上昇量および潮汐変動を考慮した全球規模の浸水影響を評価した.その結果,大潮の満潮時に海面上昇を考慮した場合の2100年における潜在的浸水面積は約37万km2(RCP2.6)~42万km2(RCP8.5),影響人口は約5,530万人(RCP2.6, SSP1)~1.06億人(RCP8.5, SSP3)という推計値を得た.さらに主な国別の浸水影響や全球規模の浸水被害額を評価した.これら全球沿岸域における気候変動影響の定量的評価は,地域毎の最適な適応策を検討するための判断材料となることが期待される.

収録刊行物

被引用文献 (6)*注記

もっと見る

参考文献 (10)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ