ヒト皮膚常在真菌 <I>Malassezia</I> の菌叢解析に関する up to date

書誌事項

タイトル別名
  • Recent Advances in Research on <I>Malassezia</I> Microbiota in Humans
  • ヒト皮膚常在真菌Malasseziaの菌叢解析に関するup to date
  • ヒト ヒフ ジョウザイ シンキン Malassezia ノ キンソウカイセキ ニ カンスル up to date
  • Recent Advances in Research on Malassezia Microbiota in Humans

この論文をさがす

抄録

Malassezia はヒト皮膚常在真菌であるが,癜風,脂漏性皮膚炎,マラセチア毛包炎あるいはアトピー性皮膚炎の原因または増悪に関与する.現在,Malassezia 属には14菌種が存在するが,そのうちの2菌種,M. globosa および M. restricta は疾患にかかわらず優位に定着している.アトピー性皮膚炎患者皮膚の真菌叢を rRNA クローンライブラリー法を用いて網羅的に解析したところ,重症度ごとにクラスターを形成した.したがって,皮膚真菌叢はアトピー性皮膚炎の重症度を反映すると考えられる.また,外耳道および足底部の Malassezia 叢は,頭頸部,体幹あるいは四肢とは異なる菌叢を形成する.本稿では,Malassezia の菌叢解析に関する最近の知見についてレビューした.

収録刊行物

被引用文献 (7)*注記

もっと見る

参考文献 (50)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ