効率化の観点から見たデザインプロセスの改善
書誌事項
- タイトル別名
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- Improving the Design Process for Greater Efficiency
説明
商品の市場や開発環境のグローバル化に伴い,商品開発プロセスは大規模・複雑化している。革新的な製品を生み出すためには,ある程度,試行錯誤的な開発プロセスは必然ともなる。そのためにデザインプロセスの中で,様々な場面で「デザインの後戻り」の問題が発生し,作業効率を低下させる原因となっている。特にデザインプロセス後半での大きな後戻りの発生は,市場投入時期の延期,開発資源の浪費やデザイン品質低下などの弊害をもたらす場合もある。 本研究では,デザインプロセスの「情報の流れ」を可視化し,後戻りの少ない効率的なデザインプロセスを構築することを目的とする。 提案する方法論は,プロセスのポジティブな分析,すなわちプロセスを前に進めるためのタスクの順番とその構造,および,プロセスのネガティブな分析,すなわちプロセスの流れを止める可能性の高いタスクの特定,の両面を分析することで,プロセスの効率化を図る。本方法論を実際のデザイン開発業務に適用し,その有効性を検証した。
収録刊行物
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- デザイン学研究
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デザイン学研究 61 (6), 6_27-6_34, 2015
一般社団法人 日本デザイン学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205411553024
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- NII論文ID
- 130005091308
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- ISSN
- 21865221
- 09108173
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可