価値観を考慮したカーナビにおける情報デザインの最適化

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タイトル別名
  • Optimization of Information Design in Car Navigation Considering Drivers' Sense of Value

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抄録

今日, ユーザの自動車に対する価値観は多様であるのに対し, カーナビゲーションシステム(以下, カーナビ)で使用されている情報デザインは画一化される傾向にある.そこで本研究では, 多様なユーザの価値観に合わせた音声や情報の最適化のためのカーナビの情報デザインを構成する要素とユーザが持つ印象との関係の明確化を目的とした.まず, 自動車とITS(Intelligent Transport Systems)に対する意識調査を行い, 調査結果を主成分分析で分析し, カーナビの情報デザインを構成する7要素を抽出した.次に, その要素を用いて実験計画法により8つのサンプルを作成し, 8語の評価用語を用いて評価実験を行った.実験結果をもとにt検定を行った結果, ユーザの意識(価値観)の違いによっては, 評価用語に影響する情報デザイン要素に相違があることが明確になった.さらに, カーナビの情報デザインを構成する重要な要素としてアイコンだけに再度着目し, その造形や色を変えた再評価実験を行った結果, アイコンをデザインする上での貴重な指標が求められた.

収録刊行物

  • デザイン学研究

    デザイン学研究 51 (6), 27-34, 2005

    一般社団法人 日本デザイン学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (6)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205411751168
  • NII論文ID
    110003825316
  • NII書誌ID
    AN00150292
  • DOI
    10.11247/jssdj.51.27_2
  • ISSN
    21865221
    09108173
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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