塗装面における色彩感と光沢感の関係

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タイトル別名
  • Correlation of Sensation between Color and Gloss on Coated Surface

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説明

16色の色票に透明クリヤラッカーで塗装し、鏡面光沢度一定の塗装サンプルを作成した(Gs=91.2±0.5)。そのハイライト方向における表色値を標準色票との比較より測定した。塗装(光沢面)により色票の明度が低下し、彩度が上昇した。しかし、塗装によるメトリック色相角の変化は観測できない。非塗装色票を加え、色彩と光沢感の関係を検討した。非塗装面の光沢感は明度の増加に比例して増加する。一方、塗装面では逆に、明度の減少に従い増加した。光沢感の一対比較法パラメーターを無光沢面と光沢面との明度差に対してプロットすると、良い直線関係が成立した。これより、色彩感を認識した後光沢を認識したと推論した。

収録刊行物

  • デザイン学研究

    デザイン学研究 44 (3), 29-34, 1997

    一般社団法人 日本デザイン学会

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参考文献 (17)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205414240384
  • NII論文ID
    110003825012
  • NII書誌ID
    AN00150292
  • DOI
    10.11247/jssdj.44.29_2
  • ISSN
    21865221
    09108173
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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