一次性舌痛症に関する健康関連QOLの調査

  • 桃田 幸弘
    徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔内科学分野
  • 高野 栄之
    徳島大学病院口腔管理センター
  • 可児 耕一
    徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔内科学分野
  • 松本 文博
    徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔内科学分野
  • 青田 桂子
    徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔内科学分野
  • 山ノ井 朋子
    徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔内科学分野
  • 近藤 智香
    徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔内科学分野
  • 高瀬 奈緒
    徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔内科学分野
  • 宮本 由貴
    徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔内科学分野
  • 東 雅之
    徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔内科学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Study on Health-Related Quality of Life in Patients with Primary Glossodynia
  • 一次性舌痛症に関する健康関連QOLの調査 : MOS 36-Item Short-Form Health Survey Version 2日本語版を用いて
  • イチジセイ ゼツツウショウ ニ カンスル ケンコウ カンレン QOL ノ チョウサ : MOS 36-Item Short-Form Health Survey Version 2 ニホンゴバン オ モチイテ
  • —MOS 36-Item Short-Form Health Survey Version 2日本語版を用いて—
  • —Using the Japanese Version of the MOS 36-Item Short-Form Health Survey Version 2—

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説明

一次性舌痛症は舌痛を訴えるものの確たる要因を見出せず,未だ十分な理解には達していない。MOS 36-Item Short-Form Health Survey Version 2 (SF-36v2)日本語版は健康関連QOL(Health-Related Quality of Life)の尺度である。今般,われわれはSF-36v2日本語版を用いて本疾患に関する健康関連QOLを調査した。2007年1月から2014年12月までに徳島大学病院口腔内科を受診した一次性舌痛症患者26名を対象とした。女性は男性と比較して,総じてSF-36v2下位尺度のスコアが低下し,高齢者では顕著であった。本疾患の病態は加齢によって複雑化し,高齢者に対する治療目標は疼痛だけに固執せず,心理・社会的問題に対する配慮も要すると考えられた。SF-36v2日本語版による健康関連QOLの調査は本疾患の理解と治療目標の設定において有意義であった。

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