851. 東北日本北上山地の日頃市層産石炭紀前期(ビゼー世)腹足類

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タイトル別名
  • 851. EARLY CARBONIFEROUS (VISEAN) GASTROPODS FROM THE HIKOROICHI FORMATION OF THE KITAKAMI MOUNTAINS, NORTHEAST JAPAN
  • 東北日本北上山地の日頃市層産石炭紀前期(ビゼー世)腹足類〔英文〕
  • トウホク ニホン キタカミ サンチ ノ ヒコロイチソウサン セキタンキ ゼンキ

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抄録

東北日本北上山地, 大船渡市の鬼丸採石場に露出する日頃市層の砂岩より6種の腹足類を記載した。これらは北上山地では初めて記載された石炭紀の腹足類である。Kawanamia属はLophospiridae科の新属として記載した。記載した種はStraparollus (Euomphalus) asanoi, n. sp., S. (E.) sp., Kawanamia onimarensis, n. gen. and n. sp., Baylea yvanii (Leveille), Littorinides sp.とPseudozygopleura (Stephanozyga) nishimurai, n. sp.である。これらのうちの一種はベルギーのトルネー世とイギリスのビゼー世から知られているBaylea yvaniiに同定され, S. (E.) asanoiはベルギー, ドイツ, イギリスとアイルランドのビゼー世に知られるS. (E.) acutus (Sowerby)に近縁と考えられる。これらの腹足類の産出は鬼丸採石場の日頃市層の砂岩がビゼー世であることを暗示し, 従来のこの砂岩の時代論を支持する。

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