ナスの半促成栽培と露地栽培の混作地域におけるミナミキイロアザミウマの発生生態

書誌事項

タイトル別名
  • Seasonal fluctuation of <I>Thrips palmi</I> Karny (Thysanoptera: Thripidae) on eggplant in vinyl-houses and fields
  • ナス ノ ハン ソクセイ サイバイ ト ロジ サイバイ ノ コンサク チイキ

この論文をさがす

説明

1) 和歌山県北部では, ミナミキイロアザミウマは露地作物で越冬できなかった. しかし, 苗からの持込みが原因で, 約10%のナスの無加温ハウスで発生していた.<BR>2) 7月中旬にハウスから露地ナス圃場に分散し, 7月下旬には発生ハウスから800mの範囲で, 8月中旬には1,400mの範囲で発生した. 8月以降の発生消長は, 地域による違いはあまりなく, 圃場ごとの防除状況が影響しているようであった. 圃場の中央よりも周辺部の株で発生が多かった.<BR>3) 露地圃場の周辺に防風ネットを張ると成幼虫密度と被害果率が低く, 防除効果が認められた.<BR>4) 露地圃場では, 成虫が葉に寄生し始めた時に果実被害も現れた. 果実被害の方が葉より調査が簡単なので, 果実被害に注意して防除する.

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (7)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ