低温プラズマ処理酸化チタンの可視活性と原料酸化チタンの影響

書誌事項

タイトル別名
  • Visible-Light Activity of Low-Temperature Plasma Treated TiO<SUB>2</SUB> and Its Dependence on the Raw Material TiO<SUB>2</SUB>
  • テイオン プラズマ ショリ サンカ チタン ノ カシ カッセイ ト ゲンリョウ サンカ チタン ノ エイキョウ
  • Visible-Light Activity of Low-Temperature Plasma Treated TiO2 and Its Dependence on the Raw Material TiO2

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説明

プラズマ処理によってアナターゼ型酸化チタン (ST-01) に付与された可視活性とルチル型酸化チタンの可視活性との比較を行った。また, プラズマ処理による可視活性発現の原因を調べるために, 硫酸チタンの加水分解物を, 種種の温度で焼成して調製した結晶度が異なる酸化チタンを対象に実験を行った。<BR>2-プロパノールからCO2への分解反応によって可視活性の評価を行ったところ, プラズマ処理ST-01は, 比較として用いたルチル型酸化チタン (JRC-TIO-3 : 日本触媒学会参照触媒) の2倍の活性を示した。TEMの観察結果より, ST-01およびプラズマ処理ST-01粒子には10nm前後の結晶子が観測されるとともに, 結晶子の配列の乱れや非晶質部分が確認された。一方, 同じアナターゼ型酸化チタンでも可視活性が付与されない酸化チタン (JRC-TIO-4) の場合は, 粒子中の結晶配列がきれいに整っているようすが確認され, この結晶状態の違いが可視活性発現に関係していると考察した。

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