気/液分配クロマトグラフィーによる樹脂の溶解性パラメーターの推定

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  • Estimation of Polymer Solubility Parameter by Gas-Liquid Partition Chromatography
  • キ エキ ブンパイ クロマトグラフィー ニヨル ジュシ ノ ヨウカイセイ パラ

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気-液分配クロマトグラフィー (GLC) により, ポリアクリル酸nブチル (PnBA), ポリスチレン (PSt), ポリエチレングリコール系のPEG-400, 20Mへの各種溶媒の溶解熱 (ΔHs) とFlory-Hugginsの相互作用パラメーター (χ) を補正処理を行うことなく求めた。得られた△Hsとχ-パラメーターより, 各樹脂の溶解性パラメーター (SP値) を推定した。芳香族炭化水素, エステル, およびケトン類のΔHsより推定したPnBA, PEG-400, 20MのSP値はそれぞ19.81, 24.04, 23.69 (J/cm3) 1/2であった。また, χよりそれぞれ21.49, 21.28, 19.38 (J/cm3) 1/2と推定された。得られたSP値は溶解試験, 粘度測定により決定された値やFedorsの方法による推算値と比較的良好な一致を示した。アルコール類から推定したSP値は大きな値となった。PStについてはΔHsよ21.03 (J/cm3) 1/2と文献値や推算値より高い値が得られた。

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参考文献 (29)*注記

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