第17回臨床不整脈研究会 頻拍中のexitが左室および右室流出路に変化した運動誘発性,ATP感受性流出路起源心室頻拍の1例
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- 坂井 義貴
- 日本大学医学部内科学講座循環器内科部門
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- 今井 忍
- 日本大学医学部内科学講座循環器内科部門
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- 池田 敦
- 日本大学医学部内科学講座循環器内科部門
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- 八木 秀樹
- 日本大学医学部内科学講座循環器内科部門
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- 砂川 一郎
- 日本大学医学部内科学講座循環器内科部門
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- 榎本 光信
- 日本大学医学部内科学講座循環器内科部門
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- 鈴木 一隆
- 日本大学医学部内科学講座循環器内科部門
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- 深水 誠二
- 日本大学医学部内科学講座循環器内科部門
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- 木村 卓郎
- 日本大学医学部内科学講座循環器内科部門
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- 青山 浩
- 日本大学医学部内科学講座循環器内科部門
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- 田中 秀之
- 日本大学医学部内科学講座循環器内科部門
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- 外川 潔
- 日本大学医学部内科学講座循環器内科部門
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- 山路 聡志
- 日本大学医学部内科学講座循環器内科部門
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- 高世 秀仁
- 日本大学医学部内科学講座循環器内科部門
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- 松平 かがり
- 日本大学医学部内科学講座循環器内科部門
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- 高橋 直之
- 日本大学医学部内科学講座循環器内科部門
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- 杉野 敬
- 日本大学医学部内科学講座循環器内科部門
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- 八木 洋
- 日本大学医学部内科学講座循環器内科部門
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- 斎藤 文雄
- 日本大学医学部内科学講座循環器内科部門
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- 上松瀬 勝男
- 日本大学医学部内科学講座循環器内科部門
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- 久代 登志男
- 日本大学医学部内科学講座循環器内科部門
書誌事項
- タイトル別名
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- A case report: Exercise induced ATP sensitive outflow tract ventricular tachycardia with right and left side breakthrough points during tachycardia
説明
運動誘発性心室頻拍(VT)を有する31歳,男性.イソプロテレノール(ISP)の投与下で,VT1(下方軸,I:QS,V1,V2:QS,移行帯V4)が誘発され,ATP急速静脈内投与により停止した.また,同頻拍中VT1とは異なるVT2(下方軸,I:QS,V1,V2:rS,移行帯V3)が出現し,VT1とVT2は互いに移行した.VT1の最早期興奮部位は右室流出路(RVOT)中隔側前下方と左室流出路(LVOT)側の右冠尖(RCC)で,VT2の最早期興奮部位はLVOT側RCCにあった.VT2の最早期興奮部位でのpacemapは高出力でVT1と,低出力でVT2と完全一致した.VT1に対してRVOTの最早期興奮部位で通電後,VT1およびVT2とも誘発不能となった.本頻拍はRVOT-RCC間の心室中隔に起源を有し,RVOTとLVOTの両側に興奮伝導するATP感受性特発性VTと考えられた.
収録刊行物
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- 心臓
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心臓 37 (Supplement4), 132-138, 2005
Japan Heart Foundation
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205489681664
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- NII論文ID
- 130004136551
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- ISSN
- 05864488
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可