下部消化管手術時におけるLatamoxefの基礎的・臨床的検討

書誌事項

タイトル別名
  • FUNDAMENTAL AND CLINICAL STUDIES OF LATAMOXEF IN INTESTINAL SURGERY
  • カブ ショウカカン シュジュツジ ニ オケル Latamoxef ノ キソテキ

この論文をさがす

抄録

オキサセフェム系の新世代の抗生物質Latamoxef (略号: LMOX, 商品名: Shiomarin (R) は従来のセフェム骨格の1位の硫黄 (S) 原子を酸素 (O) 原子に置換したもので1), 特性としては他のセフェム系抗生物質に比ベグラム陰性菌及び嫌気性菌に対する抗菌力の増強が挙げられている2~4)。更に各種体液内あるいは組織内への移行が良好であると言われている5~11)。そこで我々は, 下部消化管手術直前にLMOXを投与し, 臓器切除時の血中LMOX濃度, 及び組織内LMOX濃度を測定し, 本剤の下部消化管手術時の予防的効果, 並びに炎症性大腸疾患に対する有効性を検討したので報告する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ