産婦人科領域におけるPiperacillinの使用経験

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  • CLINICAL STUDY WITH PIPERACILLIN IN THE FIELD OF OBSTETRICS AND GYNECOLOGY
  • サンフジンカ リョウイキ ニ オケル Piperacillin ノ シヨウ ケ

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抄録

PiPeracillin sodium (PIPC) は富山化学工業 (株) で開発された注射用Penicillin系抗生剤であり, 化学構造式はFig. 1に示すとおりである。本剤はグラム陽性, 陰性及び嫌気性の各種細菌に対し広範囲な抗菌スペクトラムを有し, グラム陰性桿菌とくにPseudomonas aeruginosa, Klebsiella pneumoniae, Proteus sp., Serratia marcescens等に優れた抗菌力を有することを特長としている1)。<BR>今回, 著者らはPIPCの女性性器組織内濃度, 子宮頸癌術後骨盤死腔液中濃度及び静脈血清中濃度を検討すると共に, 産婦人科領域における感染症4例に本剤を投与し, 臨床的検討を加えたのでその結果を報告する。

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