新抗生物質 Violacetin の試験管内, 生体内作用に就いて第1報

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タイトル別名
  • On the <I>in vitro</I> and <I>in vivo</I> activities of violacetin

抄録

“Violacetin”は1952年, 千葉県飯岡の土壌から特殊な分離法1) によつて分離されたS. purpeochromogenusに類似する放線菌No.108株の培養濾液から分離された塩基性の新抗生物質である。Violacetinに関する培養, 抽出, 化学的性質並びに, その生物学的作用の一部については, 既に報告した2)・3)・4)・7)。<BR>この物質は, 培養濾液から陽イオン交換樹脂システムによつて, 塩酸塩として抽出, アルミナクロマトグラフで精製され, 水溶液から黄色針状結晶として得られる。グラム陽性, 陰性菌, 結核菌, 大型ヴィールス等の広い範囲に有効であり, 著明な生体内効果も, 肺炎球菌I型, ゲルトネル菌に対して認められている。著者は更にViolacetinについて, 主として試験管内, 生体内作用を追求したので, 第1報以下に報告する。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205495294976
  • NII論文ID
    130004129993
  • DOI
    10.11554/antibiotics1953b.8.118
  • ISSN
    21865469
    04478991
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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